同じようで少し違う保育園とこども園での役割

子どもの健康を守るうえで、保育園やこども園で働く看護師の役割は重要です。この2つの施設は同じように見えますが、実は制度上の違いがあり、それが看護師の働き方にも少しだけ影響を与えることがあります。

保育園は厚生労働省が管轄する福祉施設で、主に働く保護者のために子どもを預かり保育します。一方、認定こども園は内閣府が管轄し、保育園の機能と幼稚園の教育機能を併せ持った施設です。そのため、こども園には保護者の就労状況に関わらず、さまざまな家庭の子どもたちが通っています。

看護師の基本的な仕事内容は、どちらの施設でも大きくは変わりません。子どもたちの健康管理、怪我や急病時の対応、感染症対策、保健だよりの作成、職員や保護者への健康指導などが主な業務です。子どもたちが安全で健康に過ごせる環境を整える点では、保育園もこども園も看護師に期待される役割は同じでしょう。

違いが生まれる部分としては、施設の特性に由来します。たとえば、教育機能を併せ持つこども園では、健康に関する教育的なアプローチをより計画的に求められるかもしれません。また、施設によっては0歳から就学前までの幅広い年齢の子どもたちが在籍するため、それぞれの発達段階に応じたより多様な知識や対応力が求められることも考えられるでしょう。

しかし、これはあくまで傾向であり、最終的な業務内容は個々の園の方針によって大きく異なります。保育園かこども園かという枠組みだけではなく、見学などを通してその施設が看護師に何を期待しているのかを直接知ることが、自分に合った仕事を見つける方法です。